女性、46歳
私がセックスサイトにはまったのは、色々な男性と出会えるからです。
そこで出会ったのが、50代の会社経営者の男性でした。メッセージでは、とにかく私のことを誉めてくれるんです。
色っぽいとか女らしいと言われれば言われるほど嬉しくなって、会いたいと何度も頼まれました。
こんなに熱心に口説かれたことはないと思い、私は会う決心をしました。
待ち合わせ場所に指定されたのは、有名な高級ホテルのバーで、内心ちょっと期待しました。待ち合わせの時間に現れたその男性は、真っ赤なバラの花束を持参して現れました。
おまけに、ものすごいジェントルマンで、お酒も彼がすべてオーダーしてくれました。初めて、マティーニというお酒を飲んでいたら、彼がそっとホテルのキーを見せてきました。
「今夜、帰さないから」
手を握りながら言われて、私はドキドキしました。
おまけに、案内された部屋はスイートルームだったんです。これまでの彼氏でも、スイートルームを用意してくれた人はいませんでした。
部屋の中でシャンパンを飲みながら話して、不意に会話が途切れた瞬間にキスをされました。最初は、軽く、それから激しくされて私はたちまち熱くなってきてしまいました。
「このままベッドに行こうか?」
グラスを取り上げられ、腕を引かれて、私はベッドに寝かされました。
まるで、昔観た映画のようだと思いました。金持ちの男性と、礼儀作法もできない女性が恋に落ち、それからめくるめく恋愛関係に発展する。
そんなストーリーを懐かしく思いだしながら、私は彼にすべてを委ねました。
彼は、おそらくかなり多くの女性と関係を重ねてきたと思われます。
その理由は、かなりテクニシャンだったからです。なにも言っていないのに、私の気持ちいい場所をすぐに当ててしまったんです。そこを執拗に愛撫され、私は声を抑えることができませんでした。
それから、体位を変えて何度も抱かれた後、彼は私の身体を濡らしたタオルで拭いてくれました。
「立てないでしょ?」
笑いながら言われて、私は真っ赤になって頷きました。それから、疲れて眠ってしまったのですが、起きたら彼はいませんでした。
置き手紙には、楽しかったことが書いてあり、先に帰ることを詫びる1文がありました。
ですが、それから彼と連絡はとれませんでした。サイトも止めてしまいましたし、メルアドも聞いてはいませんでした。
あの映画のような1日は、これからも忘れられないと思います。